@article{oai:ocuocjc.repo.nii.ac.jp:00000326, author = {大山, 伸子}, issue = {36}, journal = {沖縄キリスト教短期大学紀要 = JOURNAL of Okinawa Christian Junior College}, month = {Feb}, note = {沖縄県八重山における幼稚園設立の歴史には、特筆すべき軌跡がある。八重山の幼稚園は、昭和8(1933)年に開園した八重山で第1号の「やえやま幼稚園」に続き、戦後、「みやとり幼稚園」、「ふたば幼稚園」、「みやまえ幼稚園」、「天川幼稚園」と次々に開園されるが、その設立には、地域の人々が幼児教育を急務とする熱心な訴えや自治会の支援、地域の篤志家などの後押しが、開園の原動力であった。いざ、開園に到っても、行政の財源的な援助もなく現実的には厳しい私立園として苦難を強いられながら、教諭達も献身的に保育に携わった。園舎は、地元の青年会館や御嶽の庭に俄かに作られた借り住まいでスタートし、例えば、「みやとり幼稚園」、「みやまえ幼稚園」、「天川幼稚園」のように、鳥居が園の校門である幼稚園もあった。本論文は、こうした、独特の歴史を持つ八重山の幼稚園開園について、戦後まもなく設立された当時の実情や幼稚園教育を知る手掛かりとして、「みやまえ幼稚園」を例に取り上げ論述する。本論の研究手法として、「みやまえ幼稚園」の開園に尽力し初代園長となった、「宮城文」の直筆による『みやまえ幼稚園沿革誌』の貴重な第一次史料を基に、みやまえ幼稚園開設の経緯や、宮城が幼児教育に関わった状況、保育実践について、その記録をつぶさに読み取り、八重山の戦後復興期の幼稚園教育について明らかにするものである。}, pages = {59--85}, title = {八重山の戦後復興期における幼稚園教育(1)-みやまえ幼稚園沿革誌史料に基づいて-}, year = {2008} }