@article{oai:ocuocjc.repo.nii.ac.jp:00000437, author = {大山, 伸子}, issue = {41}, journal = {沖縄キリスト教短期大学紀要 = JOURNAL of Okinawa Christian Junior College}, month = {Feb}, note = {これまで筆者の先行研究において、「宮良長包音楽」が沖縄県の幼稚園・小学校・中学校・高校でどのように実践されているか、実態を明らかにし、その方向性を探ってきた。(註1~4)本論文は、幼稚園と小学校の実態調査に基づいて課題を見出し、さらに、今後の幼小連携の可能性をも探るものである。本研究の結果から、「宮良長包音楽」の実践率が幼稚園28.8%、小学校が37.8%と低率を示しているのに対し、「学校教育に取り入れる必要性」については、幼稚園46.4%、小学校74.6%と高くなっている。「実践していない」と「実践の必要性はある」という乖離を検証し、実践的方法論を具体化する必要性が急務であろう。また、「宮良長包を良く知らない」の回答もあり、学校教育で「宮良長包音楽」は世代継承がなされていない実態が浮き彫りになっている。一方、「幼稚園児の年齢で歌うには旋律が難しく音域が広い」「どのように取り扱うか、教材研究不足」等の回答もあり、幼児の発達を踏まえた教材や小学生向けの教材開発が必要不可欠だろう。さらに、「長包音楽の曲目別認知率の推移」をみて見ると、幼稚園、小学校で、「安里屋ユンタ」「えんどうの花」「汗水節」が導入段階として基礎的学習となり、中学校、高校と学年を経るにつれて、「なんた浜」「赤ゆらの花」「琉球木遣歌」「泊り舟」など教材が豊富になり、多様な展開で学習を深めていることがわかった。また、実践的事例として、幼少連携による八重瀬町立具志頭幼稚園、具志頭小学校の実例と、石垣市立まきら幼稚園、真喜良小学校の聴き取り調査や資料調査による事例を紹介しながら、実践の可能性を探っていく。}, pages = {3--26}, title = {沖縄県の幼稚園・小学校における「宮良長包音楽」の実践状況と方向性(5) ―幼小連携の可能性を探る―}, year = {2013} }