@article{oai:ocuocjc.repo.nii.ac.jp:00000507, author = {佐久本, 邦華}, issue = {46}, journal = {沖縄キリスト教短期大学紀要}, month = {Oct}, note = {本研究は、沖縄に伝承されてきた祭祀や行事、そして工芸および民芸が、どの程度沖縄の幼児教育の現 場に取り入れられているのかについて調査した研究の第2章である。2016年、沖縄キリスト教短期大学紀 要第45号において沖縄県内の保育所・保育園を対象に、「保育現場における幼児と沖縄の植物とのかかわり」についてのアンケート調査を行った。そして今回の研究は、調査対象を沖縄県内の幼稚園へと移し、その 結果をまとめたものである。250か園へアンケートを依頼し、回収できた173件のデータを分析した。その 結果、ムーチーづくりやエイサーなど、沖縄に伝承されてきた祭祀や行事等を取り入れている園は全体の80%を超えたが、沖縄の植物を用いた昔ながらの玩具製作(ソテツの葉の虫かごや、アダンの葉で作る風車等)を取り入れている園の割合は約12.7%にとどまった。一方、落ち葉を用いた貼り絵や、大きな葉を使ったお面づくり、身近な植物での色水遊びなど、沖縄の植物を用いた造形活動を取り入れている園の割合は56.1%と半数を超えたが、身近な沖縄の植物を用いた「絞り染め」や「たたき染め」などの、染め物制作を取り入れている園の割合は12.1%と1割強であった。この割合を押し上げ、沖縄の植物や染物文化が、より幼児教育の環境として身近なものとなるよう、今後教育者側への草木染め技術の普及や、地域人材の活用などを進める必要性があると感じられた調査研究であった。}, pages = {19--39}, title = {沖縄県内幼稚園における地域に根差した造形教育の取組み~身近な植物を用いた造形や染め織りの実践に関しての調査2~}, year = {2017} }